当院救命救急センターは2006年8月1日に開設し, 現在まで福岡県全域及び近県より三次救急患者を24時間体制で受け入れています。発足時19名であった専任医師も30名前後まで増員され(小児救命センター, 集中治療部含む), 全国でも有数の規模に成長しています。今後も地域の救急医療の最後の砦としての役割を果たすのみならず, 広域災害, 原子力災害における災害拠点病院として, さらに一般社会に対する災害・救急医療の教育・啓発施設としても貢献を続けていきます。
医の原点は救急医療から
九州大学病院救命救急センターは、患者中心の医療を大切にして、九州大学病院としての総合力を十二分に発揮できるよう多職種によるチーム医療を推進し、アジアのみならず世界をリードする医療の質の担保に心がけてまいります。患者さんに、安心して診療を任せていただき、満足して社会復帰していただけるよう、今後とも頑張っていく所存ですので、何卒よろしくご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
救急隊による搬送患者、他医療機関から紹介される重症患者を受け入れています。
呼吸不全、ショック、脳血管障害、急性冠症候群、重症感染症、肝不全、腎不全など
多発外傷、広範囲熱傷、中毒など
症例区分 | 施設の全症例数 (2020年) |
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救急搬送 | 1,683件 |
心停止 | 90件 |
高エネルギー外傷 | 271件 |
救命ICU入院患者 | 460件 |
(小児含む)