九州大学病院での初期臨床研修を希望される場合は, 九州大学病院臨床教育研修センターのホームページを御覧ください。
1)救命救急センターに搬送される重症患者の初期対応〜集中治療室での管理、入院患者急変に対する対応を上級医の指導のもと行います。完全シフト制 (日勤・夜勤の二交代勤務)でありワークライフバランスのとれた研修が可能です。
主に三次救急患者を対象とした診療をしていますので、中心静脈カテーテル、動脈ライン、気管挿管などの手技を行う機会が多いことが特徴です。その他習熟度に応じて手技を行なって頂きます。
2)BLS、ACLS、JATECなどに基づいたトレーニング、勉強会を火曜日〜木曜日の朝に行なっています。
3)研修の最終月には担当した症例について学会形式でプレゼンテーションを行なっています。スライド作成に関しては指導医のバックアップのもと行い、そのまま学会発表可能なレベルのスライド・プレゼンテーションになるよう指導致します。
朝カンファレンス 前日夜勤医師より引き継ぎを行います。救命救急センターに搬送された新規患者, 院内急変でICU入室となった患者を中心に集中治療系ユニット全32床の患者について把握しなくてはいけません。
また当日予定手術後にICU入室する患者についても問題点を把握しプレゼンテーションを行うことが研修医の業務の一つです。大学病院ならではのバリエーションに富んだ疾患があり、希少な疾患についても知識を深めるチャンスです。
重症患者についてはBy Systemで臓器ごとの問題点について皆で協議し治療方針を確認します。
引き継ぎ後には上級医よりレクチャーがあります。内容はBLS、ACLS、JATECなどの救急に関するアルゴリズム、感染症、呼吸器、循環器などについて各専門スタッフより30分程度の講義, 超音波や縫合の実習などです。2-3ヶ月の研修期間で救急・集中治療に必要な基本的な知識・技術の理解を目指します。
ERでの救急搬送された患者の対応、院内急変に対する対応を行いつつ、ICU/HCU入院患者の処置、検査を上級医の指導のもと行います。
最初は安定している患者のライン抜去など簡単な処置に始まり、習熟度に応じ各種ラインの挿入や気管支鏡など高度な手技・検査を担当します。また、救急・集中治療においてはエコーを聴診器のように使えることは必須ですので、Point of care ultrasound(POCUS)を一人でできるようになることが目標です。
以下のカンファレンスにも積極的に参加して頂きます。
毎週月曜日10時~前週の重症症例カンファレンス
毎週水曜日13時~多職種カンファレンス(看護師、リハビリスタッフ、栄養士、薬剤師、歯科スタッフ)
月1回 M&Mカンファレンス
研修最終月 症例発表
夜勤医師への引き継ぎを行います。救命センター、ICUは24時間365日稼働しています。日勤で行なった治療や問題点、夜勤中に行なって頂くことを簡潔かつ正確に申し送ることが必要です。
各プレゼンテーションについても最初は上級医の細かいチェックを受けて行い、最終的に独り立ちを目指します。
申し送り終了後にdutyはありません、on callもありません。もちろん夜勤の日は朝の引き継ぎ終了後はfreeです。
月曜日 | 日勤9:00~17:00頃 |
火曜日 | 休日 |
水曜日 | 日勤9:00~17:00頃 |
木曜日 | 夜勤 16:15〜翌9:00頃 |
金曜日 | 夜勤明け休日 |
土曜日 | 休日 |
日曜日 | 日勤 9:00〜17時頃 |
本人の希望などにより多少変動はありますが、基本的に日勤7-8回/月、夜勤 5-6回/月の勤務となります。
〒812-8582 福岡市東区馬出3-1-1
九州大学病院救命救急センター・集中治療部
TEL:092-642-5871
(FAX:092-642-5874)
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